2021/05/24 17:28
火山のまちで知られる洞爺湖町。美しい湖に面した月浦地区で２０００年にワイナリーが誕生しました。
「月浦ワイナリー」です。
いつ見ても美しすぎる、月浦エリア、ブドウ畑からの景観。
２００８年には「北海道洞爺湖サミット」が開催され益々知名度を増した洞爺湖町です。
もちろん、月浦ワイナリーの赤ワインも総理大臣夫人主催の昼食会で提供されました。
月浦ワイナリーでは開設当初より、
赤は「ドルンフェルダー」白は「ミュラートゥルガウ」
２銘柄のみで醸造を行います。
赤ワインは樽熟成を行いながら２年以上の熟成を経てベストなタイミングで出荷されます。
深みを帯びたルビーカラーでタンニンもしっかりと感じられるふくよかなボディ。
白は瑞々しいフルーティな香りが一瞬にして口中に広がり、
柔らかい酸とほのかなハーブが漂うエレガンスさ、たまりません。辛口よりの中口です。
とにかく、テイスティングをしていただくとそのバランスが体中に染み渡るはず。。。
今年は開設から２１年目。オーナーの岸本雅直さんは
これからどのように地域に根差したワインづくりを行っていくのでしょうか。
北海道では今、ピノ・ノワールやシャルドネ、ソーヴィニヨンブランなどのワイン専用品種が
栽培面積を広げています。
今後の気象条件も視野に入れつつ、岸本さんがスタンダード品種として育ててきた
ドイツ系品種ドルンフェルダーやミュラートゥルガウはそのままに
新しい品種も試験的に栽培してるようです。
同世代のつくり手たちに敬意を表しながら、道内ドメーヌ的先駆けの一人である
月浦ワイナリー岸本さんが描く未来のワインが楽しみでなりません🍷🍇
