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2021/04/12 19:10

北海道岩見沢市栗沢地区へ2009年4月に移住をした10Rワイナリー

オーナーのブルース・ガットラブ氏は、
日本で初の受託醸造所を立ち上げた創設者です。
出身は米ニューヨーク。カリフォルニア州立大学デービス校大学院で醸造学を学び、
ナパ・バレーでワインコンサルタントを務めるなど、
醸造家としての実績は国内外で知られています。
1989年からは栃木県足利市のココ・ファームワイナリーに招かれて以来、
醸造責任者として良質なブランドを手掛けてきました。
北海道へ移住後は2012年にワイナリーを開設し、自社のブドウでワインを仕込みながら
将来ワイン醸造を目指す人たちのブドウを受け入れて栽培や醸造についてアドバイスを行い、
学べる醸造の場を提供し続けます。

とある日の10R(トアール)ワイナリー、
快晴の日差しを浴びた畑では、ちょうどブドウの小さな実が結実していました。


ブルースさんは、地域のブドウ農家が良質なブドウを栽培するだけではなく、
ドメーヌとして独立することでワイン産地としての北海道の可能性や潜在能力を最大限に引き出せると考えています。

自社農場ではワイン専用品種ピノ・ノワールを中心にシャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、ピノグリ、
ムニエ、ガメイ、オーセロワやプールサールを栽培。自園産ブドウによる銘柄のほかKWtN(上幌ワインと仲間)
というブランドで年間8千本を製造。醸造は野生酵母のみ、手除梗や全房発酵を行い樽熟成を経て無濾過で瓶詰めされます。

「とあるワイナリー」をイメージし、この場に集う人たちが思い思いの考えを持ち寄り共有しながら
技術と意識を高めることに願いを込め「10Rワイナリー」と名付けたのだとか。

日本語がとっても上手なブルースさん。
真っすぐな信念を持ちながらワインの熟成に向き合う優しくも力強い眼差しが大変印象的です☆