2021/03/10 11:17
今年の余市町は、昨年より雪が多いてすね。
雪のブドウ畑、美しい輝きです。
余市町で2013年から醸造をスタートした登町のリタファーム＆ワイナリーは、開設当初より試行錯誤を繰り返しながら自然派ワインの真髄を追求し続けます。
オーナーは地元農家の二代目、菅原由利子さんとご主人の誠人さん。由利子さんはインポーターとしてお仕事をしながら仏Champagneでは6度にわたり醸造を学んだという経験をお持ちです。北海道のワイン界を代表する女性醸造家、ヴィニュロンのお一人です。
夏から秋の畑は風通しが良く、まさに山から余市湾に向けて風が吹き抜ける風のヴィンヤード。ワインの銘柄にもなっているんですよ。
幾度の土壌改良を繰り返す中、畑には出来るだけ農薬は使わず虫や病気が発生しないよう夏場の徹底した草刈りにこだわり、畑の風通しを出来るだけ良くします。醸造はブドウの果皮に付着する野生酵母のみで自然発酵させ、酸化防止剤は極力減らし飲み手への負荷を軽減する工夫も。無濾過で仕上げるため濁りというよりは柔らかい透明感に旨みが満ちわたる優しい味わいが印象的です。
まさに、身体に負荷を感じない飲み心地。。。
3haの自園畑はワイン専用品種ヴィニフエラのみを栽培し、シャンパーニュで栽培されている品種がメインです。地元農家から食用ブドウを買いこちらも自然酵母のみで仕上がる「十六夜」「樽デラ」などのオレンジワインが一度飲むとクセになるほど大変人気の銘柄となりました。
リタファーム＆ワイナリーはいつの時も気負わず自然体です。由利子さん&誠人さんご夫妻の姿に重なります。自分たちができることを知x着々と進めながら、追求するナチュールスタイルのワインづくりを貫きます。
